XL1200Xのステップを快適な位置に変更
2011年登場以来、絶大な人気を誇るのがスポーツスターXL1200Xフォーティーエイトです。
その人気の理由は、誰が見てもカッコいいと思わせるスタイルではないでしょうか。展示会等でバイクを全く知らない方が、フォーティーエイトの前で足を止めて、
これ、いいね
と言われることがよくあります。
特徴的なロー&ロングなスタイル。それを成立させるための16インチの小径ホイールと短い前後のサスペンション。
低いハンドルバーとその下側にマウントされたバックミラー。7.9リッターの小さなフュエルタンク。小ぶりなソロシート。ノーマルバイクとは思えない、かなり思い切ったデザインですよね。
Forty-Eightのライディングポジション
車体の前方にステップがあるフォワードコントロールと低いハンドルバーのため、ライダーは足を前方に投げ出しながら上体は少し前傾するという独特なライディングポジション。
このライディングフォームとForty-Eightのスタイルがピッタリ合っていて、走り姿がとてもカッコいいのです。
カッコいいのですが、特に小柄なお客様からの、ステップが遠過ぎてリアブレーキペダルやシフトペダルの操作がしずらいとの声があるのも事実。
今回はメカニック安藤が納車整備を担当しているForty-Eightで、ステップ位置を後ろに下げるためのカスタムのオーダーをいただいているのでレポートをしてみます。
使用するのはリデュースリーチ・フォワードコントロール・コンバージョンキット。ステップを約5センチ後ろに下げることが出来ます。
上の写真は、左ステップがカスタム後、右ステップがノーマル位置です。左側のステップがシート側に寄っているのが分かりますでしょうか?
Forty-Eightのノーマルとカスタム後の車姿勢
Forty-Eightのノーマルポジションの車両との乗り比べの画像です。ステップが5cm後ろに下がっただけなのですが、こうして画像で比較すると思っていた以上に乗車姿勢が違っていますね。
膝や足首にも余裕があります。この車両のオーナーになられるのは女性で、上の乗車姿勢の画像のモデルはご本人様です。
リデュースリーチ・フォワードコントロール・コンバージョンキット
以前Forty-Eightを試乗された時に、ステップが遠くてペダルの操作に不安を感じられたため、リデュースリーチ・フォワードコントロール・コンバージョンキットを使ってステップ位置を後ろに下げての納車となりました。
納車の時にノーマルステップ車両と乗り比べていただくと、
ぜんぜん違う。楽になりました。
との感想をいただき、ステップ位置変更の効果を確認することが出来ました。
今回使用したリデュースリーチ・フォワードコントロール・コンバージョンキットのようにポジションを変えたり、足つき性を良くするための様々なパーツが有ります。
このようなパーツを組み合わせて、自分にピッタリな自分だけの一台にバイクを育てていくのもハーレーの楽しみ方の一つではないでしょうか。
せっかく気に入ったバイクなのに、足つきやポジションへの不安から、乗ることをためらったりあきらめてしまうのはとても残念なことです。
不安や不満の有るお客様、是非ご相談ください。夢の実現へのお手伝い、させていただきます。
以上安藤でした。
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